三隣亡カレンダー(2026年・2027年)
バッジは、その三隣亡の日の六曜(大安・仏滅など)を示しています。三隣亡の日数は2026年が33日、2027年が29日です。
三隣亡とは
三隣亡(さんりんぼう)は、暦の上で建築に関する凶日とされる暦注のひとつです。「三軒隣まで亡ぼす」と読める字面から、この日に建前(棟上げ)をすると火事を出して隣近所3軒まで焼いてしまう、といった言い伝えがあり、上棟式・地鎮祭・柱立てなど建築関連の行事を避ける慣習が、今も一部の地域や工務店に残っています。
三隣亡に建築上・科学的な根拠はなく、実際に火事が起きやすいといった事実も確認されていません。公的な定義のない民間の暦注であり、気になる方が日程の参考にするための情報として、このページでは煽らずに紹介しています。
決まり方(節切り)
三隣亡は、二十四節気の「節」で区切った月(節月)ごとに、決まった十二支の日として割り当てられています。1日から始まるカレンダー上の月ではなく、立春・啓蟄・清明といった節気の切り替わりで月を区切る「節切り」という数え方をする点が特徴です。立春を1節月として順に数えると、次の組み合わせになります。
| 節月 | 期間の目安 | 三隣亡の日 |
|---|---|---|
| 1月 | 立春 〜 啓蟄の前日 | 亥の日 |
| 2月 | 啓蟄 〜 清明の前日 | 寅の日 |
| 3月 | 清明 〜 立夏の前日 | 午の日 |
| 4月 | 立夏 〜 芒種の前日 | 亥の日 |
| 5月 | 芒種 〜 小暑の前日 | 寅の日 |
| 6月 | 小暑 〜 立秋の前日 | 午の日 |
| 7月 | 立秋 〜 白露の前日 | 亥の日 |
| 8月 | 白露 〜 寒露の前日 | 寅の日 |
| 9月 | 寒露 〜 立冬の前日 | 午の日 |
| 10月 | 立冬 〜 大雪の前日 | 亥の日 |
| 11月 | 大雪 〜 小寒の前日 | 寅の日 |
| 12月 | 小寒 〜 立春の前日 | 午の日 |
節切りは新暦のカレンダー月の途中で切り替わるため、同じカレンダー月の中でも前半と後半で該当する十二支が変わることがあります。このカレンダーは、国立天文台の暦要項が公表する二十四節気の公式日付をもとに計算しています。
大安と重なることもある(六曜とは独立の暦注)
三隣亡は二十四節気と十二支から機械的に決まる暦注で、旧暦の月日から決まる六曜(大安・仏滅など)とは、まったく別のしくみで計算されています。そのため、三隣亡が大安や友引など「良いとされる六曜」と重なる日も珍しくありません。上のカレンダーでは、それぞれの三隣亡の日に六曜をバッジで併記しているので、重なり具合を確認できます。どちらを重視するかは考え方次第ですが、建築関連の実務では、六曜より三隣亡を優先して日程を避ける慣習が根強く残っています。
もとは吉日だった?という説
三隣亡は、もともと正反対の意味の暦注だったという説が知られています。江戸時代の暦には「三輪宝(さんりんぼう)」という、屋を建てるのに良いとされる吉日として載っていた時期があったとされ、その後の暦の中で文字が「三隣亡」に変わり、意味も凶日へと転じていったと伝えられています。変化の正確な時期や経緯には諸説あり、はっきり確定しているわけではありませんが、暦注の意味が時代とともに変わった例として紹介されることがあります。
よくある質問
出典: 節切りの基準となる二十四節気の日付は国立天文台 暦要項の公式値(令和8・9年)。三隣亡は公的な定義のない民間の暦注であり、暦書で一般的な選日法に基づいて計算しています(2026年の該当日を複数の外部情報源と照合済み)。