夏至カレンダー(2025年〜2027年)
| 年 | 夏至の日付 | 時刻 |
|---|---|---|
| 2025年 | 6月21日(土) | 11:42 |
| 2026年 | 6月21日(日) | 17:25 |
| 2027年 | 6月21日(月) | 23:11 |
時刻は、太陽の黄経がちょうど90度になる瞬間(日本時間)です。この瞬間を含む日が「夏至」と定められています。
夏至とは
夏至(げし)は、二十四節気の第10番目にあたる節気で、太陽の黄経がちょうど90度になる瞬間を含む日です。1年のうちで昼(日の出から日の入りまでの時間)がもっとも長く、反対に夜がもっとも短くなる日にあたります。冬至(黄経270度)のちょうど正反対に位置する節気で、北半球では太陽の南中高度が1年のうちでもっとも高くなるタイミングでもあります。地球の地軸が公転面に対して傾いていることで生まれる季節の移り変わりの中で、太陽の恵みをもっとも長く受け取れる日といえます。
日付はほぼ動かないが時刻は毎年変わる
夏至の瞬間も冬至と同じく「太陽の黄経が90度になる瞬間」という天文現象で決まるため、正確な時刻は毎年少しずつ変化します。地球が太陽のまわりを1周する期間(1太陽年)が365日ちょうどではなく365.2422日ほどとわずかに長いため、この端数が毎年積み重なり、夏至の瞬間は年を追うごとに少しずつ遅い時刻へずれていきます。上の一覧表のとおり、2025年から2027年にかけて夏至の日付は3年連続で6月21日のまま、時刻だけが11:42→17:25→23:11と少しずつ遅くなっています。この端数のずれは4年に1度のうるう年で1日分が調整される仕組みになっており、そのタイミング次第で夏至の日付が年によって1日前後することもあります。
梅雨と重なり実感しづらい「1年でもっとも昼が長い日」
夏至は1年でもっとも日照時間が長い日ですが、日本の多くの地域では梅雨の真っ只中にあたる時期でもあります。空が厚い雲に覆われ、日差しそのものを感じにくい日も多いため、冬至の「昼が短く感じる」実感に比べると、夏至の「昼が長い」実感は薄れがちだといわれています。二十四節気の中でも、暦の上の意味と体感の季節感にずれが生まれやすい節気のひとつです。
夏至にタコを食べる風習
関西地方を中心に、夏至の時期にタコを食べる風習が伝えられています。よく語られる由来として、タコの足が四方八方にしっかりと張り出す姿になぞらえて、田植えを終えたばかりの稲の根が、タコの足のように深く大地に根付いてほしいという願いが込められたという説があります。地域によって風習の有無や食べ方には違いがあり、冬至のゆず湯・かぼちゃほど全国的に広く知られた習わしではありませんが、季節の行事食のひとつとして紹介されることがあります。
冬至との対比
夏至と冬至は、1年を通じてもっとも昼が長い日ともっとも短い日という、対照的な関係にある節気です。夏至を境に日照時間は少しずつ短くなっていき、半年後の冬至で底を打ったあと、再び少しずつ長くなっていきます。夏至と冬至は太陽の恵みがもっとも多い瞬間ともっとも少ない瞬間として、1年の季節の移り変わりを測る2つの大きな目印になっています。
夏至なのに1年でいちばん暑い日ではない理由
夏至は太陽の高度がもっとも高くなる日ですが、実際の体感としては夏至(6月下旬)よりも、そこから1〜2か月ほど経った7月下旬から8月にかけてのほうが暑いと感じることが多いといわれています。これは、地面や海水が太陽の熱を受け取ってから実際に温まりきるまでに時間がかかるためで、気温がもっとも高くなるタイミングが、日射量がもっとも多くなるタイミングよりも遅れて訪れる「季節の遅れ」と呼ばれる現象が影響しているとされています。日照時間のピークと体感のピークが必ずしも一致しないというのは、冬至の「日の出・日の入りの最速・最遅とはずれる」現象とも似た、季節の暦の面白さのひとつです。
高緯度地域の「白夜」
夏至の時期、北極圏に近い高緯度の地域では、太陽が地平線の下に沈みきらないまま夜を迎える「白夜(びゃくや)」と呼ばれる現象が起こります。日本のように太陽が毎日決まって沈む地域とは異なり、これらの地域では夏至前後の一定期間、深夜でも空がほのかに明るい状態が続くとされています。地球の地軸が傾いたまま公転しているために起こる現象で、夏至はその傾きがもっとも太陽側に向く、北半球にとって太陽の恵みが最大になる日でもあります。
よくある質問
出典: 夏至の日付・時刻(太陽黄経90度になる瞬間)は国立天文台 暦要項の公式値に基づいています。タコを食べる風習などは、地域や家庭によって異なる慣習として紹介しています。