使い方
- 「今のタイヤ」「変更後のタイヤ」に、サイズ表記(例: 205/55R16 91V)を入力する
- 「製作時期」で、車検証などに記載の年月が平成19年(2007年)1月1日以降か、それ以前かを選ぶ
- 外径・外周の変化、速度計への影響の目安がその場で表示される。ホイールのリム幅・オフセットを変える場合は「ホイール」欄にも入力する
- URLに条件を付けて開くと、その条件で最初から表示される(例:
/taiya-size/?a=205%2F55R16+91V&b=215%2F45R17+91W&s=post&wa=6.5&oa=45&wb=7&ob=48)。計算欄の下の「この条件のURLをコピー」でも同じ形のURLを作れる
タイヤの外径の計算方法は?(早見表)
タイヤの外径は、JATMA(日本自動車タイヤ協会)の資料にもとづいて次の式で計算します。断面幅(タイヤの総幅からサイドウォールの模様・文字を除いた幅)を基準に、偏平比(「偏平比=H/W」「W=タイヤの断面幅」「H=タイヤの断面高さ」)から断面高さを求め、リムの上下にその高さの分だけタイヤが乗ると考えます。
例えば「205/55R16 91V」であれば、断面高さは205×55÷100=112.75mm、外径は16×25.4+112.75×2=631.9mmです。外周(タイヤが1回転するときに進む距離の目安)は、外径×円周率で約1,985.2mmになります。
下の表は、「195/65R15」を基準に、外径がほぼそろうサイズへインチアップした場合の例です。偏平率を下げてリム径を上げても、組み合わせ次第で外径の差を小さく抑えられることがわかります。タップするとその2サイズの組み合わせで計算機が開きます。
| サイズ | 外径 | 基準との差 | 差の割合 |
|---|---|---|---|
| 195/65R15 | 634.5mm | 0.0mm | 0.0% |
| 205/55R16 | 631.9mm | -2.6mm | -0.4% |
| 215/45R17 | 625.3mm | -9.2mm | -1.4% |
| 225/40R18 | 637.2mm | 2.7mm | 0.4% |
外径は呼び(カタログ値)どおりの断面幅・偏平率で計算した設計値です。使用するリムの幅によって実際の断面幅は変わることがあり、実測値とは異なることがあります。
サイズ表記の読み方は?(荷重指数・速度記号の早見表)
乗用車用タイヤのISO方式のサイズ表記は、JATMAの資料によると次の順番で構成されています。
- 断面幅の呼び(mm)
- 偏平比の呼び(%)
- タイヤ構造記号(ラジアル等)
- リム径の呼び(インチ)
- ロードインデックス
- 速度記号
このうちロードインデックス(LI)について、JATMAは「規定の条件下でタイヤに負荷することが許される最大の質量を表す数値(指数)」と説明しています。速度記号については「タイヤがそのロードインデックスにより示された質量を、規定の条件により負荷された状態において、走行可能な最高速度を記号によって表したもの」と説明しています。「205/55R16 91V」であればロードインデックス91・速度記号Vの部分がこれにあたり、1本あたり615kgの荷重を支えた状態で、最高速度240km/hまでの走行を前提に作られていることを示します。
下の表は速度記号と荷重指数(抜粋)の一覧です。速度記号・荷重指数は、どちらもタイヤ単体の性能の上限を表す数値で、車両への適合可否はこのツールでは判定していません。
| 速度記号 | 最高速度 |
|---|---|
| L | 120km/h |
| M | 130km/h |
| N | 140km/h |
| P | 150km/h |
| Q | 160km/h |
| R | 170km/h |
| S | 180km/h |
| T | 190km/h |
| U | 200km/h |
| H | 210km/h |
| V | 240km/h |
| W | 270km/h |
| Y | 300km/h |
| 荷重指数 | 負荷能力 |
|---|---|
| 75 | 387kg |
| 80 | 450kg |
| 85 | 515kg |
| 90 | 600kg |
| 95 | 690kg |
| 100 | 800kg |
速度記号はA1〜Yまで29種類、荷重指数は0〜279までの280件がJATMAの資料に定められています。表は代表的な範囲の抜粋です。
インチアップすると速度計はどうずれる?
タイヤの外径が変わると、車輪が1回転したときに進む距離(外周)が変わります。このツールでは、速度計の表示は車輪の回転の速さに比例すると考え、交換前のタイヤで速度計の表示と実際の速度が完全に一致していた(誤差ゼロだった)と仮定して、外径の比をそのまま速度の比とみなして目安を計算しています。
「205/55R16 91V」から「215/45R17 91W」に交換した例では、外径の比は約0.9896倍です。速度計が40km/hを指しているときの実際の速度は約39.6km/h、100km/hを指しているときは約99.0km/hという目安になります。実際の車両では、交換前から速度計の表示と実際の速度が一致しているとは限らないため、この目安はあくまで「タイヤ交換という行為だけによる影響」を示すものです。
速度計の誤差の範囲は?
道路運送車両の保安基準(第46条第1項)は、速度計について、「著しい誤差がないもの」として告示で定める基準に適合することを求めています。その告示である「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」では、使用中の自動車の継続検査などに使う第226条と、新規検査などに使う第148条が、速度計の精度について同じ式を定めています。速度計が40km/h(最高速度がそれより低い自動車はその最高速度)を指したときに速度計試験機で計測した速度V2が、製作時期ごとの次の式を満たさないものは、基準に適合しないとされています(V1は速度計の指示速度。二輪自動車などは式の6が8になります)。
指示速度が40km/hのときで比べると、平成18年(2006年)12月31日以前に製作の自動車では実際の速度が約30.9〜44.4km/h、平成19年(2007年)1月1日以降に製作の自動車では約30.9〜42.6km/hの範囲に収まっていれば、この基準に適合します。この式が検査で使われるのは指示速度40km/h(またはそれ未満の最高速度)の1点です。このツールが100km/hのときに表示している実際の速度の目安は、外径の比から計算したもので、この基準の範囲とは関係ありません。
なお、平成18年(2006年)12月31日以前に製作の自動車には、これらの基準に代えて選べる別の基準(道路運送車両の保安基準第2章及び第3章の規定の適用関係の整理のため必要な事項を定める告示 第54条2号)もあります。「速度計の指度の誤差は、平坦な舗装路面で速度35キロメートル毎時以上(最高速度が35キロメートル毎時未満の自動車にあっては、その最高速度)において、正15パーセント、負10パーセント以下であること。」という内容ですが、このツールはこの基準を数式にしていません。
出典: 国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第226条」 / 同 第148条 / 道路運送車両の保安基準第2章及び第3章の規定の適用関係の整理のため必要な事項を定める告示 第54条
ホイールのオフセットを変えると何mm出る?
このツールでは、ホイールのオフセットを、ホイールの中心線(リム幅の中点)から車体に取り付ける面までの距離として扱います(取付面が中心線より外側にあるときがプラス)。取付面を基準点とし、リム幅の半分からオフセットを引いた値を外側(フェンダー側)への出っ張り、リム幅の半分にオフセットを足した値を内側(サスペンション・ブレーキ側)への出っ張りとして計算します。タイヤの総幅と、リムに対するタイヤのセンタリングは変わらない前提です。
「6.5J+45」から「7J+48」に変える例では、今のリム幅の半分は82.55mmで、外側への出っ張りは82.55−45=37.55mmです。変更後はリム幅の半分が88.90mmになり、外側への出っ張りは88.90−48=40.90mmです。差し引くと、外側への出っ張りの変化は約3.4mm、同じ考え方で内側への出っ張りの変化は約9.4mmという計算になります。
道路運送車両の保安基準第18条1項2号は「車体の外形その他自動車の形状は、鋭い突起がないこと、回転部分が突出していないこと等他の交通の安全を妨げるおそれがないものとして、告示で定める基準に適合するものであること。」と定めています。その細目を定める告示の第178条第2項第1号は、「自動車が直進姿勢をとった場合において、車軸中心を含む鉛直面と車軸中心を通りそれぞれ前方30°及び後方50°に交わる2平面によりはさまれる走行装置の回転部分(タイヤ、ホイール・ステップ、ホイール・キャップ等)が当該部分の直上の車体(フェンダ等)より車両の外側方向に突出していないもの」は、この基準に適合するものとしています。同号では、乗用車(乗車定員10人以上の自動車などを除く)で、協定規則第30号に適合するタイヤを付けている場合は、タイヤ側面の文字・記号の出っ張りと、保護帯・リブの出っ張り(10mm未満のものに限る)以外の部分が車体より外側に出ていなければ、この基準に適合しているものとみなされます(タイヤ以外の回転部分の改造などをした場合を除く)。この基準は車体(フェンダー等)側の形状との関係で決まるため、リム幅・オフセットの数値だけでは適合を判定できません。このツールでも、この基準への適合は判定していません。
出典: e-Gov法令検索「道路運送車両の保安基準」第18条 / 国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第178条」
このツールの前提
- 外径は規格の呼び(カタログ値)で計算した設計値です。実際の製品・空気圧・摩耗の状態によって実測値は変わります
- 車検に通るかどうか、保安基準に適合するかどうかの判定はしていません。実際の装着・車検については、運輸支局・自動車検査登録事務所・タイヤやホイールの販売店にご確認ください
- 平成18年(2006年)12月31日以前に製作の自動車に認められている別の基準(道路運送車両の保安基準第2章及び第3章の規定の適用関係の整理のため必要な事項を定める告示 第54条2号)は、このツールでは数式にしていません(引用のみ紹介しています)
- 速度計の許容範囲は、指示速度40km/h(最高速度がそれより低い自動車はその最高速度)の1点について告示が定めているものです。それ以外の表示速度(100km/hなど)の実際の速度の目安は、外径の比から計算した参考値です
- 速度計の許容範囲の式は、四輪車(二輪等以外)の定数で計算しています。二輪車などは式の定数が異なります
- ホイールの出っ張りの変化は、タイヤの総幅とリムに対するセンタリングが変わらないという前提の幾何計算です。車体(フェンダー等)との関係や、保安基準上の取り扱いは判定していません
- ロードインデックス・速度記号は、タイヤ単体の性能の上限を表す数値です。車両への適合可否は判定していません
よくある質問
ロードインデックスや速度記号を省略して入力できますか?
リム径が大きく異なるサイズ同士でも比較できますか?
ホイールのオフセットにマイナスの値を入力できますか?
この計算結果のとおりなら車検に通りますか?
平成18年(2006年)12月31日以前に製作された自動車の場合は?
偏平率100%(偏平ではないタイヤ)も計算できますか?
速度記号やロードインデックスが表にない値だとどうなりますか?
出典
タイヤのサイズ表記・外径の定義: 日本自動車タイヤ協会(JATMA)「タイヤの規格」 / JATMA「自動車用タイヤの選定、使用、整備基準 2023年版」
速度計の精度の基準: e-Gov法令検索「道路運送車両の保安基準」 / 国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第226条」 / 同 第148条 / 国土交通省「道路運送車両の保安基準第2章及び第3章の規定の適用関係の整理のため必要な事項を定める告示」
車体外突出の基準(参考): 国土交通省「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第178条」
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