使い方
- 華氏(°F)か摂氏(℃)、どちらかわかっている数値を入力する
- もう一方の欄に、変換した数値が即座に表示されます
- マイナスの気温もそのまま入力できます(どちらの欄からでも入力し直せます)
換算の計算式
どちらも近似ではなく正確な式です。水が凍る0℃は32°F、水が沸騰する100℃は212°Fにあたり、この間の100℃分がちょうど180°F分にあたることから、9/5(=1.8)という係数が出てきます。このツールも常にこの式で計算しています。
華氏(ファーレンハイト)とは
華氏は、18世紀のドイツ生まれの物理学者ダニエル・ガブリエル・ファーレンハイトが1724年に提案した温度目盛りです。当初は、氷・塩・水を混ぜた寒剤で作れる最も低い温度を0°F、人の体温をおよそ96°Fとして目盛りを決めたと伝えられています。その後、水が凍る温度と沸騰する温度を基準に目盛りが精密化され、現在使われている「氷点32°F・沸点212°F」という値に整えられました。摂氏(セ氏)がフランスの天文学者アンデルス・セルシウスによる目盛りなのに対し、華氏はそれより古くから使われてきた目盛りです。
アメリカ旅行・料理レシピでの使いどころ
日本を含む世界の多くの国では摂氏(℃)が使われていますが、アメリカでは今も華氏(°F)が日常の単位として定着しています。次のような場面で目にする機会が多いので、覚えておくと役立ちます。
- 天気予報・気温表示 — アメリカのニュースや天気アプリの気温は基本的に華氏で表示されます
- オーブンのレシピ — 海外のレシピサイトやお菓子のレシピでは、オーブンの温度が「350°F」のように華氏で書かれています
- 体温・体調の会話 — 平熱や発熱の目安も華氏で語られることが多く、「98.6°F」が平熱の代表的な数字として使われます
海外のレシピをそのまま作るときや、現地の天気予報・体温計の表示を見るときは、このツールで摂氏に置き換えると感覚がつかみやすくなります。
生活の目安温度の早見表
暗記しておくと便利な、生活でよく出てくる温度をまとめました。
| °F | ℃ | 目安 |
|---|---|---|
| 32°F | 0.0℃ | 水が凍る温度(氷点) |
| 68°F | 20.0℃ | 快適な室温の目安 |
| 98.6°F | 37.0℃ | 人の平熱の目安 |
| 212°F | 100.0℃ | 水が沸騰する温度(沸点) |
| 350°F | 176.7℃ | オーブンの「中温」の目安 |
| -40°F | -40.0℃ | 華氏と摂氏の目盛りが一致する温度 |
℃⇄°F対照表(-20℃〜40℃)
-20℃から40℃まで5℃刻みでまとめた対照表です。日本の気温の感覚から、対応する華氏の値をすぐに確認できます。
| ℃ | °F |
|---|---|
| -20℃ | -4.0°F |
| -15℃ | 5.0°F |
| -10℃ | 14.0°F |
| -5℃ | 23.0°F |
| 0℃ | 32.0°F |
| 5℃ | 41.0°F |
| 10℃ | 50.0°F |
| 15℃ | 59.0°F |
| 20℃ | 68.0°F |
| 25℃ | 77.0°F |
| 30℃ | 86.0°F |
| 35℃ | 95.0°F |
| 40℃ | 104.0°F |
換算のコツ(概算と正確な式の違い)
おおよその華氏を暗算したいときは、「摂氏を2倍して30を足す」と覚える方法があります。正確な式は×9/5(=1.8)+32なので、係数を2に、定数を30に置き換えた近似です。気温くらいの範囲ならそこそこ近い値になりますが、数値が大きくなるほど誤差も広がります。
たとえば20℃なら、概算では20×2+30=70.0°F、正確な式では68.0°Fとなり、差は約2.0°Fです。一方、体温に近い37℃では、概算37×2+30=104.0°Fに対して正確な値は98.6°Fとなり、差はさらに広がります。オーブンの温度や体温のように正確さが必要な場面では、この概算ではなく上の式(またはこのツール)を使うことをおすすめします。
-40°Fと-40℃が一致する話
華氏と摂氏は、-40度でちょうど同じ数値になります。F=C×9/5+32という式で「F=Cになる点」を求めると、C=C×9/5+32 を整理して C−(9/5)C=32、つまり −(4/5)C=32 となり、C=−40が導けます。これは偶然ではなく、2つの目盛りの傾きと基準点の違いから数学的に1点だけ生まれる交点です。真冬の北海道や北米の内陸部でもめったに出会わない低さですが、「華氏と摂氏がぴったり一致する唯一の温度」として覚えておくと面白い豆知識です。