ご祝儀KAZOERU

新郎新婦との関係を選ぶだけで、結婚式のご祝儀金額の調査結果(最多回答額・平均額)がすぐわかる。夫婦や子ども連れで出席する場合の考え方もあわせて確認できます。

最多回答額平均額
出典: 一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会「第6回 婚礼に関するアンケート調査」(令和5年度実施)

ご祝儀の早見表(調査結果)

以下は一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会が令和5年度に実施した「第6回 婚礼に関するアンケート調査」の集計結果です。「最多回答額」はその関係でもっとも回答が集中した金額、「平均額」は全回答の単純平均です。「全体」は新郎新婦との関係を問わない全回答の集計です。

関係最多回答額平均額
兄弟・姉妹30,000円60,052円
おじ・おば50,000円81,629円
いとこ30,000円34,635円
その他の親戚100,000円117,568円
職場の上司30,000円37,505円
職場の同僚30,000円31,696円
職場の部下30,000円34,921円
取引先30,000円28,611円
友人30,000円30,960円
その他30,000円130,250円
全体30,000円56,299円

3万円が最多の理由

一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会の令和5年度調査(「全体」を含む11区分)では、9区分で最多回答額が30,000円でした。差がつくのはおじ・おばとその他の親戚の2区分だけで、この2区分ではより高い金額が最多回答額になっています。友人・同僚・部下・取引先など幅広い関係で30,000円が「きりのよい基準額」として選ばれていることがうかがえます。

親族の平均額が高い理由

親族関係(兄弟・姉妹・おじ・おば・いとこ・その他の親戚)の平均額は73,471円前後であるのに対し、職場関係(職場の上司・職場の同僚・職場の部下・取引先)の平均額は33,183円前後です。とくにその他の親戚の平均額は117,568円と高く、親族間では家庭の事情や関係の深さによって包む金額の幅が大きい(高額を包む人も一定数いる)ことがうかがえます。一方、職場関係は30,000円前後に回答が集まりやすく、金額のばらつきが小さい傾向があります。

祝儀袋の選び方

祝儀袋の水引は、一度結ぶと解けない「結び切り」や「あわじ結び」を選ぶのが一般的です。「一度きりであってほしい」という結婚のお祝いにふさわしい結び方とされ、何度あってもよいお祝い事に使う「蝶結び」は結婚のご祝儀にはふさわしくないとされています。祝儀袋自体の格(水引の豪華さや飾り)は、包む金額に見合ったものを選ぶのが基本で、「包む金額の1/100程度の袋を選ぶとよい」という目安が広く知られています。金額が大きくなるほど、水引や装飾が豪華な祝儀袋を選ぶ人が多いようです。

表書き「寿」「御結婚御祝」

祝儀袋の表書きは「寿」「御結婚御祝」「御祝」などが一般的です。「寿」はもっとも広く使われる表書きで、慶事全般に使えます。会社や部署でまとめて渡す場合は「御結婚御祝」を使うことが多いとされています。下段には自分の氏名をフルネームで書きます。

新札を用意する習わし

ご祝儀には新札(ピン札)を用意するのがマナーとされています。「新しい門出を祝う」という意味合いがあるとされ、新札を避ける香典の習わしとは逆になる点に注意してください。新札は郵便局や銀行の窓口、両替機であらかじめ用意しておくとよいでしょう。

避けるとされる数

ご祝儀でも、死や苦を連想させる「4」「9」がつく金額は避けるのが一般的とされています。また、偶数は「割り切れる」ことから離婚や別れを連想させるとして避ける考え方があり、伝統的には奇数額(1万円・3万円・5万円・7万円・10万円など)が好まれてきました。もっとも、近年は2万円を夫婦(ペア)を意味する縁起のよい数として受け取り、夫婦や友人同士の連名では2万円を包む人も増えているとされ、偶数への考え方は変わりつつあります。

欠席するときの対応

招待を受けたものの欠席する場合は、出席する場合の半額程度を目安に、祝電とあわせて贈るという考え方が知られています。会場や引き出物の手配が始まる前(招待状の返信期限より前)に欠席がわかっている場合は、ご祝儀を用意しなくてもよいとする考え方もあり、対応は関係性や連絡のタイミングによって異なります。

会費制との違い

近年は「会費制」の結婚式・披露宴も増えています。会費制は、案内状に記載された定額を会費として支払う仕組みで、この記事で紹介した関係性ごとのご祝儀額の考え方は基本的に当てはまりません。案内状に金額の記載がある場合は、その金額をそのまま用意すれば十分とされています。

このページの根拠

本ページのご祝儀金額は、一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会が令和5年度に実施した「第6回 婚礼に関するアンケート調査」の公表データにもとづいています。ご祝儀の金額に法律上の決まりはなく、地域・関係性・会場の格式によって幅があります。本ページの数値はあくまで同調査における回答結果であり、特定の金額を推奨・保証するものではありません。詳しくは調査結果の公表ページをご確認ください。

よくある質問

友人の結婚式のご祝儀はいくらですか?
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会の令和5年度調査では、友人への結婚式のご祝儀は30,000円が最多回答でした。平均額は30,960円とほぼ同水準で、友人関係では30,000円前後に回答が集中していることがうかがえます。
2万円はだめですか?
ご祝儀は偶数を避けて奇数額にするのがよいとされてきました。2万円は偶数ですが、「2」を夫婦(ペア)を意味する縁起のよい数として受け取り、夫婦や友人同士の連名で2万円を包む人も増えているとされています。気になる場合は、1万円札1枚と5千円札2枚の3枚(奇数枚)にするという工夫も知られています。
夫婦で出席するときは?
一般的に、夫婦で出席する場合は一人ずつ個別に包むのではなく、二人分をまとめて一つの祝儀袋に包む習わしがあります。単純に2人分を合計すると偶数額になりやすいため、偶数を避けて5万円などの奇数額に調整するという考え方が広く知られています。金額は関係性によって幅があるため、上の早見表を参考に夫婦で相談して決めるとよいでしょう。
上司として出す場合は?
調査では職場の上司への祝儀は30,000円が最多回答でした。平均額は37,505円とやや高く、役職や部署の慣習によって30,000円より多めに包む人も一定数いることがうかがえます。会社や部署でまとまった金額を渡す慣習がある場合は、周囲に確認して合わせるのもよいでしょう。
ご祝儀袋の書き方は?
水引は一度結ぶと解けない「結び切り」や「あわじ結び」を選び、何度あってもよいお祝い事に使う「蝶結び」は避けるのが一般的です。表書きは「寿」がもっとも広く使われ、下段に自分の氏名をフルネームで書きます。中包みには金額と住所・氏名を書きます。